Amazonは第81回国連総会で、衛星通信の拡大、責任あるAIのためのツール開発、水とエネルギーの利用効率を高めたコンピューティングインフラの構築という、相互に関連する3つの分野における計画と進捗を紹介した。
Amazon Leo、400基の衛星に近づく
Amazonは2025年4月にAmazon Leoコンステレーションの本格展開を開始し、14回の打ち上げミッションを完了し、低軌道上に約400基の衛星を保有していると発表した。また、4社のプロバイダーを通じて、100回を超える確定済みの打ち上げを確保している。
このサービスは、ビデオ通話、遠隔医療、オンラインでの仕事や教育など、日常的な用途に高速で信頼性の高いインターネット接続を提供することを目指している。特に、従来のインフラではアクセスが難しい地域や、導入コストが高い地域が対象となる。パートナーネットワークには20以上の組織が含まれており、航空機への接続提供を行うDelta Air Linesや、Amazon Leoの衛星ブロードバンドを法人顧客に提供する初の大手米国通信会社となったAT&Tなどが参加している。
発表された提携先には、南アフリカのHerotel、オーストラリアのNBN Co、ラテンアメリカのDIRECTVも含まれる。Amazonによると、携帯電話を含む端末への直接接続サービスのため、5,100基を超える追加衛星の運用を米国連邦通信委員会に申請しており、早ければ2028年に展開を開始する見込みだという。
AIガバナンスがエージェント型ワークフローへ移行
Amazonは、Amazon BedrockとAmazon Bedrock Guardrailsが、安全性とガバナンスの機能を備えた生成AIアプリケーションを構築するためのツールを提供していると説明した。これには、コンテンツフィルタリング、数学的論理に基づく自動推論チェック、データ保護が含まれる。
AIシステムの自律性が高まる中、同社は、組織がエージェントによるアクセスと実行の範囲を定め、その行動をリアルタイムで評価し、後続システムに到達する前にプロンプトインジェクションなどのリスクを阻止できる新たな機能について言及した。またAmazonは、リスクに基づく規制枠組みへの支持を改めて表明し、ソウル・サミットで他の15社とともに高度なAIの安全性に関するコミットメントに署名したと述べた。
実際には何が変わるのか
発表されたメッセージは、インフラの拡大と、それを責任ある方法で運用するという約束を組み合わせたものだ。企業にとっては、AIエージェントの権限をより具体的に管理するためのツールが利用可能になることを意味する。ただし、本文の情報源は、これらの管理策の有効性を測定した独立した結果や、プロンプトインジェクションを防止する仕組みに関する完全な技術的詳細を示していない。衛星通信についても、携帯電話への直接接続サービスは、引き続き規制当局の承認と将来の展開計画に左右される。
データセンターの効率性に関する指標
Amazonは、同社のデータセンターが業界平均の7倍を超える水効率を実現しており、年間の大半は空冷を採用し、最も暑い日に水を使用していると述べた。また、水使用効率は2021年以降52%改善し、2030年までにウォーターポジティブを達成する目標の75%を完了したと付け加えた。
同社のカーボンフリーエネルギーのポートフォリオには、30か国における712件を超えるプロジェクトが含まれ、総容量は42ギガワットに達している。原子力、先進的な地熱エネルギー、長時間エネルギー貯蔵への投資も行っている。Amazonは、2040年までに炭素排出量ネットゼロを達成する目標へのコミットメントを強調している。
ニュースの出典
Amazon Technology & Company News
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