MetaはConnectカンファレンスで、同社初の音声対応メガネとなるRay-Ban Meta Audioを発表し、第3世代のRay-Ban Metaを披露した。また、EssilorLuxotticaとの協業によりMeta Glassesのラインアップを拡大した。同社によると、年末までにRay-Ban、Oakley、Meta Glassesを通じて100種類以上のメガネを提供するという。
Ray-Ban Meta Audioは音声とスマートアシスタントを融合
Ray-Ban Meta Audioの重量は約43グラムで、音楽やポッドキャストの再生、通話、Meta AIアシスタントとのハンズフリーでの会話に対応する。連続使用時間は1回の充電で最大12時間で、付属の充電ケースを使うとさらに最大48時間使用できる。
メガネには、眼鏡専門家による調整が可能なテンプル、交換または調整が可能なノーズパッド、より広い開き角度に対応するヒンジが採用されている。ClubmasterとBurbankの2モデルで、カラーとレンズの組み合わせは23種類用意され、幅広い度付きレンズに対応する。予約注文は349ドルからで、出荷は10月13日に開始される。
第3世代はバッテリーとコンテンツの撮影に重点
Ray-Ban Meta(Gen 3)はより薄型のデザインを採用し、バッテリー駆動時間は最大9時間で、第2世代より1時間延長された。さらに、Meta AIへすばやくアクセスできるカスタマイズ可能なアクションボタンを備える。メガネはAviator、Zena、Wayfarerの3デザインで、カラーとレンズの組み合わせは27種類。Aviatorの限定版は、このモデルの発売90周年を記念して提供される。
仕様には、1,200万画素カメラと3K Ultra HD動画撮影が含まれ、写真の最適なフレームを選べるDynamic Photos機能にも対応する。また、6基のマイクで構成されるアレイを使用し、Metaによると周囲の雑音を90%以上低減する。一方、内蔵LEDライトは、写真撮影や動画録画の際に周囲の人へ知らせる手段として機能する。第3世代の価格は449ドルからで、発表時点で販売されている。
Metaは今後、メガネを通じて、360度の空間音響とDolby Atmos技術による動画の録画と再生を可能にする予定だが、本文では正確な時期を示しておらず、この機能は年内の後半に提供される予定だと述べるにとどまっている。
Meta Glassesのラインアップと市場を拡大
同社はMeta GlassesにCapriとNovaの2モデルを追加し、Meta Glasses by Kylie JennerのIvoryカラー版を発表した。価格は399ドルから。また、LISAとの協業でデザインしたコレクションも披露し、Meta Adventurer LISA EditionとMeta Capri LISA Editionを含む。いずれも価格は399ドルからで、度付きレンズに対応する。
Meta Adventurerは、黒いフレーム、グレーのレンズ、接続可能なケースを備え、価格は249ドルから。これは同社の発表によれば、Meta Glasses製品の中で最も低価格となる。予約注文はMeta.comで受け付け、販売はMeta Glassesが販売されている国で10月23日に開始される。
実際には何が変わるのか
今回の発表は新しいデザインの追加にとどまらない。Metaはメガネを、音声、スマートアシスタント、撮影、翻訳、アプリとのインタラクションを組み合わせた日常的なデバイスへと押し進めている。ただし、ソフトウェアアップデート、パーソナルアシスタントのMuse、空間音響に関する約束の多くは、今後の機能提供と市場・言語のサポートに依存しており、これらの点について発表では詳しく説明されていない。
地理的な拡大はシンガポール、韓国、メキシコ、アラブ首長国連邦で始まり、ブラジルにも近く提供される予定だ。またMetaは、Oakley Meta、Ray-Ban Meta、Ray-Ban Meta Opticsの製品が今年後半に提供される市場として、トルコ、ポーランド、ポルトガル、イスラエル、南アフリカ、インドネシア、タイ、香港、ニュージーランド、マレーシア、フィリピンなどを挙げている。