ラテンアメリカと欧州の17か国の法執行当局は、インターポールが調整し、オンラインのメッセージンググループを通じた児童性的虐待資料の配布を標的とした国際作戦で、約95人の容疑者を逮捕した。
この作戦は「国際作戦コンフルエンシア」(International Effort Confluencia)と名付けられ、2026年3月から9月にかけて4つの作戦として実施された。結果として127件の捜索令状が執行され、親の一人が虐待資料を制作してオンラインで販売していたことが判明した後、5歳の子どもが救出された。
捜査で明らかになったネットワークの詳細
エクアドルでは、当局が資料交換グループに関係する人物を発見し、その人物から虐待画像約15ギガバイトと4,000件を超えるファイルを押収した。パナマでは、700人を超える利用者が参加し、児童虐待資料を投稿していたグループの管理者が逮捕された。
一方、アルゼンチンでは、容疑者の一人が世界中の260人を超える少女と接触し、より露骨なコンテンツを要求するのを拒否した者を脅迫したとして、未成年者に対する性的脅迫の容疑を含む罪に問われている。
なぜこのニュースが重要なのか
この作戦は、メッセージンググループが単なるファイル交換の経路ではなく、子どもを誘い出し、虐待を調整し、犯罪者同士を結び付け、支払いを受け取り、資料を再投稿して被害者への被害を長期化させるために利用され得ることを示している。インターポールによると、押収された証拠は、さらなる容疑者や危険にさらされている子どもを特定する機会を捜査官に与える。
インターポールの捜査支援担当エグゼクティブディレクターであるスティーブン・フライ氏は、法執行機関と民間部門の国境を越えた協力がこれまで以上に緊急になっていると述べ、すべてのファイルが再流通することは、子どもが再び被害を受けることを意味すると指摘した。
過去の作戦の文脈
今回の取り組みは、このコンテンツの配布を支えるデジタル基盤を標的とした他の国際作戦に続くものだ。昨年2月には、AIで生成された虐待資料を大規模に配布していたネットワークに関係する容疑者25人が逮捕された。2025年4月には、ドイツの捜査官がダークウェブ上のプラットフォーム「Kidflix」を閉鎖し、1,393人の容疑者を特定した後、さらに79人を逮捕したと発表した。
また、欧州とラテンアメリカの当局は、メッセージンググループを通じた虐待資料の制作・配布に対する別の作戦をめぐり、2025年6月に20人の容疑者を逮捕した。3月には、ユーロポールの支援を受けた「アリス」作戦が、偽の虐待資料パッケージを掲載していたダークウェブ上の373,000を超えるサイトを閉鎖した。この作戦は2021年半ばに始まった捜査を受けたものだった。
これらの事実は、この種の犯罪への対策が、デジタル捜査、押収証拠の分析、国家間の司法協力、さらに民間プラットフォームとの協力を組み合わせることに依存していることを示している。ただし、情報源は利用されたメッセージングプラットフォームの名称や、それらとの技術的な協力の仕組みを特定していない。また、逮捕者数は必ずしもネットワークの最終的な規模を反映するものではなく、押収されたファイルから新たな被害者や容疑者が特定される可能性がある。