Googleは、2026年10月のAndroidシステムアップデート(Google System Updates)の詳細を公開しました。これには、Google Play開発者サービス、Google Playストア、Android WebView、プライベートコンピューティングサービス、およびスマートフォン、タブレット、スマートグラス、時計、ディスプレイ向けの主要なシステムコンポーネントが含まれています。
Android XRデバイスの接続と周辺機器のペアリングの簡素化
Google Play開発者サービス(v26.42)では、スマートフォンがAndroid XRグラスに接続できるようにするソフトウェアサポートが導入され、スマートフォンとスマートヘッドセット間のより深い統合への道が開かれました。また、完全ワイヤレスステレオ(TWS)イヤホン向けのバックグラウンドでのサイレントペアリング機能が追加され、ペアリング中に音声や振動の通知でユーザーを煩わせることなく接続が可能になりました。
接続およびネットワーク関連のアップデートでは、Find Hub(デバイスを探す)機能が強化されました。サポートされているトラッカータグを所有者のアカウントに自動的にリンクできるようになり、Fast Pairデバイスへのファームウェアアップデート(OTA)がよりスムーズに行えるようになったほか、置き忘れ通知(Left-Behind Reminders)機能もサポートされました。
電話詐欺対策とセキュリティおよび安全性の向上
セキュリティとプライバシーの面では、Google Play開発者サービス(v26.41)により、Android 15以前を搭載したスマートフォン向けに、詐欺電話に対する追加の保護層が導入されました。この新機能は、通話中にアクセシビリティ権限を要求するアプリを検知・ブロックし、これらの権限が悪用されてデータが盗まれたり、ユーザーが詐欺行為に誘導されたりするのを防ぎます。
また、地震や緊急時のアラート表示も改善され、自然災害発生時にユーザーへより明確かつ迅速に情報を提供できるようになりました。
Google PlayストアとGoogleウォレットの進化
Google Playストア(v53.6からv53.8)では、AIを活用した新機能が導入されました。特に「Ask Play」機能では、参照リンクや特定のタイムスタンプ付きの解説動画を含むインタラクティブな回答がサポートされています。また、ゲームアプリ向けに「Playbacks」ツールが追加され、ゲームプレイの最後の30秒を遡って録画し、デバイス上にローカル保存できるようになりました。
ダウンロードに関しては、従来のパーセンテージ表示が、アプリのダウンロード完了までの推定残り時間や残りのデータサイズを表示する形式に変更されました。Googleウォレットでは、請求書をスキャンして自動的に追加する機能が追加されたほか、取引通知の改善やアプリ内メッセージセンターの提供が行われました。
ユーザーと開発者にとっての実質的な変化とは?
2026年10月のアップデートは、Googleが2つの主要な軸に注力していることを示しています。1つ目は、Android XRグラスを直接的なシステムサポートの範囲に組み込むことによる、相互接続されたデバイスエコシステムの拡大です。2つ目は、AIを活用してアプリストア内での検索や発見体験を向上させることです。
開発者にとっては、これらのアップデートにより、更新された通信プロトコルを通じて周辺デバイスと対話するアプリを構築するための新しいツールが提供されます。さらに、WebView(v157)のAPIにより、アプリ内でのWebコンテンツの表示方法が改善され、セキュリティとプライバシーのレベルが向上します。