Appleは、同社史上初の折りたたみ式iPhoneとなるiPhone Duoを発表しました。これは、開くと大画面になり、閉じるとポケットに収まる筐体を組み合わせた新しい形状へ、iPhoneのデザインを移行する一歩です。本製品は7.6インチの内側ディスプレイを搭載し、端末を閉じた際には5.4インチの外側ディスプレイを利用できます。
予約注文は2026年10月16日(金)に開始され、10月23日(金)に発売されます。発表では価格や、どの市場で販売されるかについては明らかにされていません。iPhone Duoはstar whiteとnight skyの2色で展開されます。
つながった体験を提供する2つのディスプレイ
Appleによると、内側ディスプレイはiPhone史上最大で、その表示領域はiPhone 18 Pro Maxの画面より50%広くなっています。外側ディスプレイはiPhone 18 Proの画面領域の90%を提供し、端末を閉じた状態でも片手で使えるコンパクトなデザインを採用しています。両ディスプレイは同じアスペクト比を共有しており、開閉を切り替えてもコンテンツの表示を継続しやすくなっています。
両ディスプレイはProMotionとAlways Onに対応し、屋外で最大3,000ニトの明るさを実現します。また、内側ディスプレイにはnano-texture層が採用され、まぶしさや反射を抑え、折り目の跡をより目立たなくします。内側ディスプレイの下には新しいFaceTimeカメラが配置され、使用していないときも表示領域が欠けません。Appleによると、USB-C経由のApple Pencil対応が今年後半に提供され、どちらのディスプレイでもメモの記録、描画、書類への注釈付けが可能になります。
耐久性と性能を重視したデザイン
iPhone Duoはグレード5チタニウム製の筐体を採用し、背面はCeramic Shieldで保護されています。外側ディスプレイにはCeramic Shield 2が使われ、前世代の3倍優れた耐擦傷性を提供します。本製品は水、ほこり、飛沫に対するIP68等級にも対応します。
精密ヒンジは100を超える部品で構成され、端末を開いた際にディスプレイ中央を支えます。また、内蔵された磁石システムが端末をしっかり閉じるのに役立ちます。内部構造には剛性を高める補強材に加え、折りたたみ式ディスプレイにかかる曲げ応力を抑えるための専用層と素材が組み込まれています。Appleによると、微細構造を持つポリマー被覆層は、業界で使用されるほかの素材より最大40%高い硬度を備えています。
本製品はA20 Proチップを搭載し、専用設計のベイパーチャンバーとデュアルバッテリー構造を含む熱管理システムを備えています。これらのコンポーネントは高い性能と一日中持続するバッテリー駆動時間の提供を目指したものですが、発表ではバッテリー容量、性能、使用時間について詳しい数値は示されていません。
折りたたみデザインを活用するカメラ
iPhone Duoは48メガピクセルのメインFusionカメラを搭載し、フル解像度または標準で24メガピクセルの解像度で写真を撮影できます。また、2倍相当の品質を持つ光学ズーム、センサーシフト光学式手ぶれ補正、高速レンズ、大型センサーを備え、暗所撮影を向上させます。
48メガピクセルのFusion超広角カメラは、広角撮影とマクロ撮影に対応します。一方、前面のCenter Stageカメラでは、端末を回転させることなく、適切な向きで写真や動画を撮影できます。発表によると、FaceTime通話中に端末をさまざまな向きで使用する新しい体験に加え、前面カメラと背面カメラの映像を同時に表示するDual Capture機能も含まれます。
実際に何が変わるのか?
iPhone Duoは、個々のコンポーネントをアップグレードするというより、iPhoneのデザインを変える製品です。製品の中核的な価値は、コンパクトな外側ディスプレイとより広い内側の表示領域をユーザーが行き来できる点にあり、Appleは両方の状態でコンテンツとアプリの連続性を維持しようとしています。また本製品は、ハードウェアと再設計されたiOS 27を結び付け、Appleがユーザーの個人的なコンテキストを活用すると説明するApple IntelligenceとSiri AIも統合しています。
しかし、公開された内容では、価格、販売市場、ストレージ構成、ヒンジとバッテリーの耐用年数の詳細、地域や言語によるOSおよび人工知能機能の提供範囲など、重要な疑問が残されています。また、原文はFaceTimeの機能を説明している途中で終わっているため、完全な仕様が公開された際には、いくつかの最終的な詳細を確認する必要があります。