人工知能

Ghost、AIエージェント専用のローカルコンピューター「Core」発売に向け1,100万ドルを調達

Ghostはシードラウンドで1,100万ドルを調達し、ステルスモードを終了したと発表するとともに、AIエージェントをローカルで稼働させ、ユーザーのデータやアプリケーションを扱う3,499ドルのコンピューター「Core」を発表した。予約注文は10月5日に開始され、初回分の出荷は同月最終週に始まる。

2026-10-05
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certi.news Editorial Team
Ghost、AIエージェント専用のローカルコンピューター「Core」発売に向け1,100万ドルを調達

スタートアップ企業のGhostは、ユーザーに代わってタスクを実行できるAIエージェントを稼働させるために設計されたコンピューター「Core」を発表するとともに、Andreessen Horowitzが主導したシードラウンドで1,100万ドルを調達したと発表した。ラウンドにはAbstract、Audacious Ventures、SV Angel、Novaも参加した。

同社を率いるのは19歳のZain Javaidで、創業チームには19歳のNicholas Chua、24歳のYifei Chen、23歳のGautam Shardaが参加している。Ghostによると、Coreは同社が「箱の中の脳」と表現するものだが、画面は搭載していない。ユーザーは電話またはアプリを通じて操作し、Coreアプリから音声モードも利用できる。

汎用デバイスではなくエージェント専用のコンピューター

CoreにはNvidia RTX Pro 4000 SFF Blackwell GPUが搭載されており、3,499ドルの価格に含まれている。これに加えて、同社独自のソフトウェアレイヤー、ブラウザー、ファイルシステムも備える。デバイスにはQwen-3.8-Next、Qwen-3.8-27B、Gemma-4-31Bの3モデルがプリインストールされ、Hugging Faceから追加モデルをインストールしたり、ユーザーが所有するモデルを読み込んだりできる。

GhostがMac Miniのような汎用コンピューターとの違いとして打ち出しているのは、ユーザーがAI環境を自分で構築するのではなく、Coreのハードウェアとソフトウェアがエージェントを稼働させるために一体として設計されている点だ。デバイスは情報やタスクを継続的に、繰り返し要求されることなく処理でき、インターネット経由でモデルの更新を受け取ったり、自動更新を有効にしたりすることもできる。

デバイス上のデータとメモリ

Ghostによると、モデルと個人メモリはローカルで動作し、個人情報は暗号化されるため、クラウドプロバイダーや第三者、Ghost自身を含め、誰も意味のある形でアクセスできないという。Coreは同社が停止した場合でも動作を継続できるよう設計されている。ソースコード、ロジック、モデルの重みは外部サービスではなくデバイス上に存在する。

同社は現在、コンピューターから発信されるすべてのネットワーク要求を監視するファイアウォールに取り組んでいる。エージェントが許可されていない行動を実行しようとしたり、共有すべきでないデータを外部に出そうとしたりする試みを検知した場合、要求を拒否し、ユーザーによる確認のためにフラグを付けることが想定されている。ユーザーはエージェントに与える自律性のレベルを指定することもできる。

実際には何が変わるのか?

Ghostは単により高性能なデバイスを販売しようとしているのではなく、エージェントの稼働を断続的なソフトウェア設定から、ユーザーの生活の文脈をローカルで保持する常時稼働のデバイスへと変えようとしている。Javaidが示した例は、安静時心拍数の上昇、仕事のための夜更かし、季節的な文脈を結び付け、ユーザーが病気である可能性を知らせるエージェントだ。

しかし、このモデルでは信頼の負担がデバイスそのものに置かれる。アプリケーション、ユーザーデータ、認証情報へのアクセス能力が高まるほど、制御・監査の仕組みやネットワーク要求の分離が決定的な要素になる。エージェントの実際の性能、メモリの正確性、ファイアウォールの限界、実際のユーザー体験については、発表だけでは答えの出ない未解決の問題が残っている。

価格と提供時期

ユニットは現在、サンフランシスコにあるGhostの施設で組み立てられている。初回分の予約注文は10月5日に開始され、出荷は10月最終週に始まる予定だ。記事では、生産数量や米国外で利用できる市場について、より詳しい情報は明らかにされていない。

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TechCrunch Startups
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