投資・財務分析会社のLoop Capitalは、Appleの株式格付けを「買い(Buy)」の推奨から「保持(Hold)」へと引き下げ、同米企業が2026年下期のiPhone生産計画における約1,300万台の出荷減を穴埋めすることはほぼ不可能であるとの見解を示しました。この修正に伴い、同社はAppleの目標株価を370ドルから330ドルに引き下げました。
見通しとサプライチェーンの変化
Loop Capitalは以前、メモリおよびプロセッサの供給におけるボトルネックによる出荷の遅延について、Appleが2027年中に取り戻して補うことが可能であると考えていました。しかし、同社がサプライチェーンに対して実施した最新の調査により、この仮定は完全に撤回されることになりました。その結果、同社は現在、12月四半期のiPhone出荷台数を当初の予想である8,500万台を下回る7,900万台と予測しています。また、デバイス1台あたりの平均販売価格の低下も予測しており、予想を1,239ドルから1,123ドルに引き下げています。
細分化された発売スケジュールと財務への影響
広く発表されている細分化された端末の発売スケジュールにより、アナリストの間ではAppleの財務見通しの評価が一層困難になっています。昨年9月にiPhone 18 Proモデルが到着し、10月23日にはiPhone Duoが発売された一方、標準モデルのiPhone 18、iPhone 18e、iPhone Air 2の各モデルの到着は2027年春まで予定されていません。
これに関連して、調査会社のCounterpoint Researchは、第3四半期におけるAppleの出荷台数減少の大きな要因として、標準モデルが通常通りの時期に登場しなかったことを挙げています。それにもかかわらず、世界全体のスマートフォン出荷台数が前年同期比で20%減少したにもかかわらず、Appleは第3四半期に過去最高の22%の市場シェアを確保することに成功しました。
2027年の見通しと収益
2027年通期に関し、Loop Capitalは、AppleのiPhone出荷台数が以前の予測を上回り、合計で2,600万台(※原文ママ:2億6,000万台)に達すると予測しています。しかし同社は、これらの端末がより低い平均価格で販売される可能性が高いとみており、メモリコストの上昇に伴う同社利益への潜在的な圧力に加え、iPhone部門の収益予想を3150億ドルから2850億ドルに引き下げる要因となりました。