フランスのフィルパント市で開催された国際海事防衛展示会「EURONAVAL」において、トルコのASELSAN社が目立った参加を果たし、民間資産の保護と無人システムの開発に特に焦点を当て、現代の海洋脅威に対抗するために設計された一連の高度な技術を披露した。
ドローンの脅威から商船を保護
ASELSAN社の総支配人であるアーメット・アキョル(Ahmet Akyol)氏は、近接防空システム「GÖKDENİZ」および「GÖKSUR」の「コンテナ化(Containerized)」バージョンの開発を発表した。この措置は、石油タンカーや貨物船などの商船が、ドローンによる民間船への攻撃リスクが高まっている黒海やホルムズ海峡などの航行緊張地域において、空からの攻撃に対して自衛できるようにすることを目的としている。
無人システムと非対称技術
海戦の性質の変化に伴い、同社はコスト効率と無人運用能力に重点を置いた非対称脅威(Asymmetric threats)への対応に注力しており、その主なものは以下の通りである:
- SMASH 30 (MUHAFIZ) システム:現在18カ国で使用されている、安定した遠隔操作武器システムの改良版。従来の海洋目標だけでなく、ドローン(Drones)を検知して撃墜できる能力を備えるようアップデートされた。
- TUFAN 車両:国際展示会で初めて実物大が展示された自爆型無人水上艇(Kamikaze Unmanned Surface Vehicle)。現在、軍への配備に向けた最終段階にある。
- KILIÇ 車両:インテリジェントなソフトウェアで動作する自律型水中自爆艇(Kamikaze Autonomous Underwater Vehicle)。200海里の到達能力を特徴とし、戦略的なサプライズ要素を提供する。
AIの統合と技術の国産化
展示内容には、潜水艦に使用される潜望鏡(Periscopes)システム「MERCAN 100」の開発も含まれており、監視能力を強化するためにAI技術が統合されている。アキョル氏は、この開発は、以前に直面した技術取得における制限や課題を経て、同社がこの技術を国内で国産化しようとする努力の結果であると指摘した。また、同社はFERSAHやDÜFASといった高度なソナーシステムも展示した。
なぜこのニュースが重要なのか?
この転換は、海事防衛戦略における本質的な変化を象徴している。保護の対象はもはや軍艦のみに限定されず、安価で効果的なドローンの脅威に対抗するために民間セクターにも拡大している。また、ソナーから防空システムに至るまで、「エンド・ツー・エンド(End-to-end)」のソリューションを提供する防衛技術企業の能力を浮き彫りにしており、変化する脅威に対して国際航路の安全を確保する国家の自立性を高めるものである。