英国のSava Technologiesは、Ascensia Diabetes Careが主導するシリーズBラウンドで3,600万ドルを調達した。Ascensiaは、欧州における同センサーのマーケティングおよび販売に関する独占権も取得した。同社は、ピボタル試験を実施した後、ウェアラブルセンサーを発売し、今後2年以内のCEマーク取得を目指している。
ロンドンに本拠を置くSava Technologiesは、Ascensia Diabetes Careが主導するシリーズBの資金調達ラウンドで3,600万ドルを調達した。これと同時に、AscensiaにSava製品の欧州における独占的なマーケティングおよび販売権を付与する提携契約を締結した。このラウンドにより、同社の累計調達額は6,800万ドルとなった。
Savaは、血糖値を継続的にモニタリングするウェアラブルセンサーを開発しており、将来的にはこのプラットフォームを拡張して他のバイオマーカーを測定する可能性もある。現在、この市場はAbbottとDexcomが支配しているが、同社は患者、医師、販売業者が持続血糖モニターの選択肢をさらに必要としていると考えている。
Savaの設計の特徴とは?
このセンサーは他の持続血糖モニターと同様に、皮膚の直下にある間質液中の血糖値を測定する。ただしSavaによると、同社が使用する微細なセンサーは、現在の多くの機器に使われているフィラメントよりも約10倍短く、皮膚への干渉を軽減できる可能性がある。
製品はまだ開発段階にある。Savaは今年中にピボタル試験を開始し、その後、今後2年以内にCEマークを取得して欧州での発売を目指す。また、補助なしでの使用についてセンサーの承認を得ることも目標としている。これは、確認のために定期的な指先穿刺検査を行わず、インスリン投与量の決定にセンサーの測定値を利用できることを意味する。
市場投入におけるAscensiaの役割
Ascensiaは資金調達ラウンドを主導したことに加え、Savaへの戦略的投資を発表し、欧州でセンサーを販売する。バーゼルに本拠を置き、日本のPHC Holdings傘下にあるAscensiaは、血糖測定器、検査ストリップ、ランセットを製造している。
この契約は、持続血糖モニター分野におけるAscensiaの事業拡大を意味する。同社は以前、Senseonicsと販売契約を締結していたが、最終的には販売およびマーケティングを含む商業活動をSenseonics社内に戻す契約に合意した。
なぜこのニュースが重要なのか?
今回のラウンドにより、Savaは製造を拡大し、初の製品販売に備えるための資金を得ることになる。ただし、これはセンサーが商業的に利用可能になったことや、規制当局の承認を取得したことを意味しない。既存製品と実際に競争できる能力を評価するうえでは、ピボタル試験の結果とCEマークの取得が引き続き重要な要素となる。特に、測定精度やインスリン投与量の決定における使用が焦点となる。
Savaによると、現在、約1,200万人が持続血糖モニターを使用している。この人数は、世界の糖尿病成人患者の一部にすぎない。同社は、主要メーカーの数が限られているため、販売業者、医師、患者が利用できる選択肢を上回る需要が存在すると考えている。
このラウンドには、Balderton Capital、Norrsken VC、Simplyhealth Ventures、JamJar Investments、Pentland Venturesも参加した。