中国のAI企業DeepSeekは、同社の内部検索エンジンを外部開発者向けに「Search」および「Fetch」という2つの新しいAPIを通じて公開し、検索API市場へのサービス拡大を発表しました。この動きは、同社がこの分野の大手企業に挑戦するために低コストのAIモデルを提供し、一連の成功を収めた後に続くものです。
「Search」APIは、開発者がタイトル、URL、要約を含む順位付けされたウェブ検索結果を取得できるようにし、「Fetch」APIはウェブページの内容をMarkdown形式で取得します。両サービスの価格は1,000リクエストあたり0.75ドルで、同社のAIモデルとは完全に独立して動作するため、競合モデルを使用するアプリケーションにも検索機能を統合することが可能です。
なぜこのニュースが重要なのか
大規模言語モデル(LLM)やAIエージェントは、最新のソフトウェアドキュメントや新たに発見されたセキュリティ脆弱性など、トレーニングデータだけでは提供できない動的で常に更新される情報を必要としています。以前は、DeepSeekの検索エンジンを使用するにはAIモデルの追加呼び出しが必要であり、応答時間とコストが増加していました。新しいAPIはこの必要性を排除し、開発者が低コストで検索結果に直接アクセスできるようにします。
インフラストラクチャと市場の発展
つい最近まで、DeepSeekはBochaやMicrosoft Bingといった外部プロバイダーに依存していました。それにもかかわらず、同社は年初から独自の検索インフラの開発に取り組んできました。現在「DeepSeek Search」と呼ばれる同社のエンジンは、1日あたり数億件のリクエストを処理し、スパムや低品質なAIコンテンツをフィルタリングするメカニズムを備え、数千億のウェブページをインデックス化しています。
この立ち上げは、Perplexity、Brave、Exaといった企業が検索インフラに投資し、市場での競争が激化している中で行われました。特に、GoogleやMicrosoftといった巨人が、新規開発者向けに従来の検索APIをオープンに提供することから撤退している状況下での動きとなります。
ニュースの出典
The New Stack - Software Development
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