「シャルジョル」型新システム、FPV自爆ドローンの自動格納・発射を実現
トルコの防衛産業部門は、軍事現場におけるFPV自爆ドローンの効率と運用性を高めるための新しい技術コンセプト「MERKÜT Şarjör」システムを開発しました。このシステムは、パシフィック・テクノロジー(Pasifik Teknoloji)傘下のティトラ・テクノロジー(Titra Teknoloji)に属するSAVX社によって考案され、ドローンの格納と迅速な準備プロセスを容易にすることを目的としています。
この新システムは、従来の武器における弾倉(マガジン)と同様の仕組みを採用しており、ドローンが専用ラック内に垂直に配置されます。一番上のドローンが任務のために発射されると、次のドローンが自動的にその位置へ移動し、即時発射の準備が整うか、あるいは中断することなく連続的な任務遂行が可能となります。
運用能力と現場仕様
各シャルジョルには8機のMERKÜT自爆ドローンが搭載されており、コンクリート製の防護施設内に4つのシャルジョルユニットを統合することで、合計32機の即応可能なドローンを運用できます。このシステムは、防護施設内への設置や、地下への埋設および偽装が可能であり、発射時に人間のオペレーターが近くにいる必要のない遠隔操作をサポートしています。
オペレーターの負担軽減と柔軟性の向上
従来のFPVドローンの運用手法では、任務のたびに輸送や手動での準備といった複雑なプロセスが必要であり、現場の部隊に運用上の負担を強いていました。シャルジョルシステムは、格納プロセスを整理し、ドローンへの連続的なアクセスを容易にすることで、これらの課題に対処しています。
この開発が現場にもたらすもの
このシステムは、戦闘準備に必要な時間を短縮し、ドローンの現場ロジスティクスを簡素化するだけでなく、隠れた場所からの遠隔操作を通じて奇襲要素を提供します。この技術コンセプトは、トルコでの軍事演習「アテシュ・セルベスト(Ateş Serbest)」で初めて公開され、現場における誘導飛行システムの高度な自動化に向けた技術的傾向を反映しています。