糖尿病管理技術を専門とするTandem Diabetes Careは、今年末に退任を決定したジョン・シェリダン氏の後任として、ジャネット・バンクス(Jeannette Bankes)氏を新たな最高経営責任者(CEO)に任命したことを発表した。バンクス氏は2026年11月16日に正式に就任する予定である。
新たなリーダーの経歴
バンクス氏は30年以上の実務経験を有し、直近ではGE HealthCareのペイシェント・ケア・ソリューションズ事業のCEOを務めていた。同事業はモニタリング製品、心臓診断機器、麻酔技術などを含む31億ドル規模の事業部門である。同氏の在任中、会社の成長と収益性の向上に貢献したほか、以前はAlconでグローバル・フランチャイズの責任者を務めていた。
シェリダン氏の功績と会社の今後の方向性
ジョン・シェリダン氏は2013年に最高執行責任者(COO)として入社後、2019年からCEOを務めてきた。同氏のリーダーシップのもと、同社は初のハイブリッドクローズドループ(hybrid closed-loop)システムやチューブ付きの小型インスリンポンプなど、重要な技術の投入を果たした。
この交代が同社にもたらす意味
この移行はTandemにとって重要な時期に行われるものであり、同社はシェリダン氏が退任前に示した以下の戦略的技術優先事項に注力している:
- チューブレス(tubeless)インスリンポンプの開発。
- 完全自動インスリン投与(fully closed loop)システムへの取り組み。
- 薬局チャネルを通じたカバー率の拡大。
シェリダン氏は、同社がMobi Tubelessデバイスに関して米食品医薬品局(FDA)による審査の進展した段階にあることを指摘した。また、同社はバージニア大学と提携して、1型および2型糖尿病患者が頻繁な手動データ入力を必要とせずに目標血糖値に達することを支援する完全自動システムの開発を進めており、今年末までにこのシステムのピボタル試験(中核試験)を開始する計画である。