Apple Watch Series 12とApple Watch Ultra 4は、iFixitが両モデルを分解して実施した修理しやすさの評価で、10点満点中4点を獲得した。この結果は、iFixitが評価した直近の標準モデルと比較して、標準モデルにとっては限定的な改善を意味するが、両モデルはいずれも容易に保守できるデバイスの設計からは依然として遠い。
Series 12の限定的な改善
Apple Watch Series 12では、バッテリーにアクセスするためにディスプレイを取り外す必要があり、ディスプレイの交換にはまずバッテリーを取り外さなければならない。それでもAppleは、バッテリーを固定している接着剤を剥がすのに役立つプルタブを追加し、修理作業をさらに複雑にしていたZIFコネクターを廃止した。iFixitはこれらの変更を修理しやすさにおける「控えめな」改善と表現し、46mm版のSeries 12には1.461ワット時のバッテリーが搭載されているとした。Series 11は1.403ワット時だった。
Ultra 4は同じ評価を維持
iFixitはApple Watch Ultra 4の修理しやすさに変化を確認できなかった。同モデルは耐水性の維持を助けるため、ケースとディスプレイの間に大量の接着剤を使用しており、バッテリーにはディスプレイを通じてしかアクセスできない。分解手順では、デバイスを開こうとする際にディスプレイケーブルを簡単に切断する可能性があると警告している。
Ultra 4の評価は10点満点中4点で、これはこれまでのすべてのApple Watch UltraモデルにiFixitが付けた評価と同じだ。バッテリー容量は2.444ワット時で、Ultra 3の2.313ワット時から増加している。
ユーザーにとって何を意味するのか
Series 12の改善は、バッテリーの取り外しを容易にし、接続を簡素化する内部の細部に集中しているが、主要部品への基本的な入り口としてディスプレイに依存する構造は解消されていない。実際には、主要な修理作業は依然として繊細であり、時計を開くことでディスプレイを損傷したり、防水性に影響を与えたりする可能性がある。
iFixitはこの結果を、10点満点中9点を獲得したGoogle Pixel Watch 5と比較している。同モデルでは、接着剤を扱うことなく、数本のねじとガスケットを取り外すことでディスプレイとバッテリーにアクセスできる。この比較は、耐水性と修理しやすさが設計上のトレードオフを伴うことを示しているが、それだけで両プラットフォームのアフターサービス体験が同一であることを証明するものではない。
修理する権利に関する法律をめぐる潜在的な争い
iFixitは、Appleがワシントン州、オレゴン州、カリフォルニア州、ネバダ州、コロラド州、ミネソタ州、テキサス州、ニューヨーク州、メリーランド州、コネチカット州の修理する権利に関する法律に「準拠していない」と述べている。その理由として、同社がApple Watchの修理部品やサービスツールを販売せず、修理マニュアルも提供していないことを挙げている。iFixitは、これらの州の司法長官がAppleの準拠状況を評価するのを支援するため、ガイドを作成しているという。
certi.newsの見解:この記事はApple Watchの設計思想における根本的な変化を示しているのではなく、基本的な制約が同じまま、Series 12で限定的な改善が行われたことを示している。一方、法的な主張は依然としてiFixit側の見解であり、関係当局による評価が必要だ。そのため、Appleの法令順守についての最終的な判断とみなすことはできない。