エネルギーとグリーンテクノロジー

分析:水素燃料サプライチェーンの停滞で、米国の交通機関が追加で2760万ドルを支出

カリフォルニア州オレンジ郡交通局は、従来の供給システムが使用不能となり、燃料電池バスの運行が約95%減少したことを受け、新たな水素ステーションに2760万ドルを支出する予定だ。分析では、問題はバスだけでなく、燃料サプライチェーンの信頼性と、車両の耐用期間全体にわたるコストに関わると指摘している。

2026-08-19
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فريق تحرير certi.news
分析:水素燃料サプライチェーンの停滞で、米国の交通機関が追加で2760万ドルを支出

オレンジ郡交通局(OCTA)は、水素供給インフラに追加で2760万ドルを支出し、現在10台の燃料電池バスから約50台へと車両数を拡大する計画だ。しかし、CleanTechnicaに掲載された分析によれば、この措置は単なる通常のインフラ拡張ではない。交通局が以前、バスへの燃料供給に利用していたシステムが故障した後に行われるものだからだ。

OCTAは2020年、サンタアナ基地に大型の水素ステーションを開設した。このステーションは、1日当たり約40~50台のバスに燃料を供給できるよう設計されていた。しかし、リースされた液体水素設備に関する新たな商業契約について、交通局とAir Productsが合意に至らなかったため、ステーションは使用不能となった。2026年1月、Air Productsは水素タンクと蒸発器を撤去した。その結果、交通局は、なお数年間の運用が想定されるバスを抱えながら、車庫内に有効な供給システムがない状態に置かれた。

運行への影響は数字に表れた

運行への影響は大きかった。交通局が保有する10台の燃料電池バスは、2024年に270,462マイルを走行したが、2025年にはわずか14,232マイルに減少し、約95%の落ち込みとなった。供給上の問題により、交通局は敷地外の商用ステーションと一時的な移動式ソリューションに依存せざるを得なくなった。その一方で、車庫内でバスに燃料を供給する能力の回復にも取り組んでいた。

OCTAはバッテリー式電気バスも運行しているため、2つの選択肢を理論上比較するだけでなく、組織内で直接比較できる。記事によれば、充電インフラが利用できないことを理由に、電気バスの運行が失われた事例はなかった。これらのバスの充電インフラには約600万ドルが費やされた一方、水素には貯蔵、供給、契約、配送を含む、より専門的なシステムが必要となる。

ステーションはシステム全体の目に見える部分にすぎない

OCTAの経験は、バスが技術的に使用可能であるだけでは、運行を保証できないことを示している。燃料電池バスには、毎日水素が届き、純度要件を満たし、供給地点で許容可能な価格であり、生産・輸送の各段階を通じて実際に炭素排出量が低いことが必要だ。燃料サプライチェーンには、配送ステーションに加え、生産、圧縮または液化、輸送、貯蔵、専門的な保守が含まれる。

ガーデングローブ・ステーションの契約は、支出範囲の広さを示している。2760万ドルの契約は、ステーションの設計・建設にとどまらず、施設の改修、水素の供給、運用・保守、開業期間中の訓練も含んでいる。つまり交通局は、単なる燃料ディスペンサーを購入するのではなく、水素をバスまで届ける一貫した経路を確保しようとしている。燃料供給への総支出は1億ドルを超えた。

購入決定において実際に何が変わるのか

ガーデングローブ・ステーションは、より大きな容量と、より高い冗長性を提供する。これは、交通局がより大規模な水素車両群を導入することを決めた後の対応としては合理的かもしれない。しかし筆者は、戦略上の失敗はそれ以前に生じたと見ている。供給システムが失敗し、新たな巨額投資が必要となったにもかかわらず、交通局が拡張へのコミットメントを続けたためだ。記事によれば、バッテリー式電気バスは、より信頼性が高く、より低コストな形で同局のシステム内で運行していた。

調達の観点から見ると、この事例は、水素の迅速な燃料供給という利点が、専門的で場合によっては冗長化されたインフラの構築や、長期的な供給関係の維持と切り離せないことも示している。バッテリーバスにも課題はあり、特に車庫内の電力容量の増強が挙げられる。しかし、バッテリーバスは、地域の建物、産業、車両にすでに供給されている電力網に依存する。これに対して水素では、交通局が、比較的小規模な車両群のために、エネルギーを届け、維持する第二のシステムを構築する必要がある。

将来のプロジェクトへの教訓

分析は、バスは推進システムの一部にすぎないと結論づけている。水素バスを購入する前に、交通局は、バスの耐用期間である12~15年間を通じて、低コストかつ実際に低炭素な燃料をどのように車庫へ届けるのかについて、信頼できる答えを得る必要がある。OCTAの経験が特に重要なのは、バス、停止した供給体制、電気バスとの比較がすべて同じ交通局内に存在するからだ。

筆者は、OCTAが水素車両群の拡大を続けていることに批判的な見方を示し、同様の状況でバスを手放したAberdeen交通局の事例と比較している。また、補助金で支援された車両群は、初回購入後に追加投資を迫る圧力を生み出す可能性があるとも指摘する。この結論は、すべての水素プロジェクトが同じ運命をたどるという意味ではない。しかし、バスの評価には、燃料源、契約、貯蔵、保守、運行期間全体にわたって供給を継続できる能力を含めるべきだという点を明確にしている。

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CleanTechnica
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