Kiaは、コンパクト電気自動車EV3の米国での販売を開始した。2027年モデルの価格は29,890ドルから。これにより、新型車は改良されたKia Niro Hybridとほぼ同じ価格帯となり、39,700ドルから始まる2026年モデルのNiro EVより約1万ドル安い。
EV3は欧州、英国、その他の市場での成功を経て、Kiaのラインアップで最も安価な電気自動車となり、原資料によれば米国市場でも最も低価格な電気自動車の一つとなる。一方、Kiaは、2027年モデルのNiroがハイブリッド専用で販売されることを確認した。2026年モデルには、完全電動、プラグインハイブリッド、従来型ハイブリッドの各仕様が用意されていた。
2種類のバッテリーと5つのグレード
EV3には、Light、Wind、Land、GT-Line、GTの5グレードが用意される。前輪駆動のLightは容量58.3kWhのバッテリーを搭載し、米国環境保護庁(EPA)推定航続距離は1回の充電で最大221マイル。その他のグレードは容量81.4kWhのより大きなバッテリーを搭載し、航続距離は最大321マイルに達する。
前輪駆動仕様は、最高出力201馬力のフロント電気モーターを採用する。Lightを除く全グレードでは、3,200ドルで全輪駆動を追加できる。2モーター式の全輪駆動システムは合計261馬力を発揮する。EV3 GTでは出力が288馬力に高められる。
実際に何が変わるのか?
EV3の全グレードにはNACSポートが組み込まれており、別途アダプターを用意せずにTesla Superchargerを利用できる。350kWの直流急速充電器を使用した場合、標準バッテリーは10%から80%まで約29分、大容量バッテリーは原資料の数値によれば約31分で充電できる。
車両にはKiaのccNCインフォテインメントシステムが採用され、画面の合計サイズは約30インチ。インテリアには、メーターパネルとインフォテインメント画面を一体化した曲面パノラマディスプレイが設置され、それぞれ12.3インチとなる。さらに、5インチの独立した空調操作画面も備える。
Niroの電動代替モデル
EV3の全長は約169.3インチで、Niro EVより4.7インチ短く、全幅は1インチ広い。ホイールベースは105.5インチ。外寸は異なるものの、原資料によれば、専用電気自動車プラットフォームであるE-GMPの採用により、Niro EVと同程度の室内空間を確保しており、SAE基準による総室内容量は最大99.7立方フィートに達する。
今回の発売が重要なのは、Kiaが単に新しい電気自動車を投入するだけでなく、コンパクト電気自動車をハイブリッド車に近い価格帯へと再配置している点にある。また、最大321マイルの航続距離、内蔵NACSポート、全輪駆動の選択肢により、他のコンパクト電気自動車との比較は価格だけでなく、実際の使用により密接に関係するものとなる。
ただし、基本価格は小容量バッテリーと前輪駆動を備えるLightグレードに適用される。大容量バッテリーや全輪駆動を選ぶには、上位グレードへ移行するか、追加費用を支払う必要がある。また、原資料には優遇措置や税金・手数料を含む最終価格に関する情報がないため、29,890ドルをすべての購入者にとっての実際の購入費用とみなすことはできない。